Music

The Tears / Here Come The Tears (2005)

AKシリーズ第2段。 スウェードのブレット・アンダーソンとバーナード・バトラーが奇跡の邂逅、というわけですが、にも関わらず騒がれ方が地味というかマニアなのは、これを喜ぶ人がリスナーの主要な世代じゃないからでしょう。 で、この音を初期スウェー…

The Departure / Dirty Works (2005)

AKグラッチェセリエ第一弾。 ニューウェイヴのネオサイケデリアのように霧の奥から響いて来るような冷たいギター。空間を切り裂く鋭さは抜群。これは本当に凄い。と思いきや、2曲目はギャング・オブ・フォーの真似ですかといった感じのファンク・ビート。個…

ご指名

相棒(id:dj_khan)から指名があったので答えます☆ Total volume of music files on my computer:(今コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量) ほぼMP3だけで61.8GBです。クラシックは音質考えてほぼ入れてません。これが消えたら泣きますし、容量的にも…

Hard-Fi / "Tied Up Too Tight" (2005)

新人。 本当に素晴らしいメロディ、久しぶりに出た切なさ全開系。驚きましたが、これは本当に良い。スミスとかジーンのような、いかにもUKって感じの音。にもかかわらず、変わった構成のサウンド。既視感あるようで、新鮮に響く。ストロークスを初めて聞い…

The White Stripes / Get Behind Me Satan (2005)

Styles : Garage Rock Revival , Blues Rock , Indie Rock 相変わらずセンス良すぎなジャケ。でもって、この人達の場合はジャケの微妙なイメージの違いがそのまま音の違いになっているというか、音を巧くイメージで表現しているというか。二人とも19Cの南…

Röyksopp / Melody A.M. (2001)

Styles : Downbeat , Chilled-Out , Downtempo , Electronica , Ambient Break Beats , Trip-Hop クラブに行ったことがある人なら、疲労感に包まれた朝の気持ち良さが分かると思う。私はあれが本当に好きで、それが日曜日だったりすると、ヴェルヴェッツの"S…

Shania Twain / Come On Over (1997)

Styles : Contemporary Country , Country Pop , Adult Contemporary あ、こういう人がポップスを面白くするんだなと思うしかないです。ベースはカントリーですから。クラブ・ミュージック全盛、ヒップホップ、R&Bが無敵な時期にこれですから。 むちゃく…

Lesley Gore / Essential Collection (1963-67)

Styles : Girl Group , Girl Pop , Brill Building Pop 昨日とは気分を変えます。 レスリー・ゴーアはコニー・フランシスと並ぶガール・ポップの、まさにすーぱーあいどる。 これぞ、オールディーズ・ポップスってな感じに、テンポ良し、メロディ良し、ルッ…

Air / The Virgin Suicides (2000)

Styles : OST , Electronica , Ambient Pop , Folktronica , Chill Out 夜の歌から昼の倦怠へ。。 甘美で切ない情念を音にするならエールに敵うものなし、っていうくらいに、狂気すれすれの甘い毒。ソフィア・コッポラが監督した同名映画に、これほどふさわ…

Alicia Keys / Songs In A Minor (2001)

Styles : Contemporary R&B , Neo-Soul , Urban またまたアリシア・キーズ。2nd書きましたが、もう1stも大好き。なので書く。 天才の登場を華々しく告げたグラミー5部門受賞の大ヒット作、ですが、そういうコマーシャルな肩書きとは関係なく、R&Bを基本…

20世紀ポップス名曲事典

こんな本が出てたんですね。ビル・ヘイリーからブリトニーまでヒットしたポップソングが550曲。 ロックだけ、ブラックだけとか偏ることなく万遍なく紹介されてて面白いです。 しかし、読んでいくと3分の2も知らない。 こんな人にヒット曲あったんだ、と…

The Alan Parsons Project / Best Of The 〜 (1977-83)

Styles : Soft Rock , Prog-Rock/Art Rock , Album Rock 最初はAORかな、と思いましたが、スティーリー・ダン辺りにも通じそうなソフト・ロックと言った方がよいのかも。そもそもアランはスタジオ・ミュージシャンだし(ビートルズの録音とかもしてたそうで…

経常赤字

ようやく今号のスヌーザー購入。 次男からオアシスのインタビューが面白いとは聞いていましたが、ほんとに面白い。ノエル、変わってないなァ。とかいいながら、実は変わったなぁと思ってますが。 全体的に今号は良いです。理由は単純、M.I.Aが予想以上に可愛…

Basement Jaxx / The Singles (1997-2005)

Styles : House , Progressive House , Left-Field House , Club/Dance 2ndの『Rooty』しか持っていませんでしたが、ダンス系のベスト盤はいいです。クラブを意識して作るから当然シングル重視だし、これだけポップに踊れる曲をまとめて聞けるのはお手頃でも…

中島 美嘉 / Music (2005)

Styles : J-Pop , Vocal この人は結構不自由なんだろうけど、それを逆に楽しんでるんだろうなと思う。 どうしてもアイドル的な部分を期待されるから、ポップなことは当然として、シングル中心で活動するしかないんでしょう。そんなわけで曲調は結構多様にな…

Dionne Warwick / Best Hits Collection (1962-70)

Styles : Smooth Soul , Quiet Storm , Brill Building Pop , Adult Contemporary 相棒のとこにも貼ってあったので,今日はこれを。 彼女の曲を聴いていると、どれも映画の挿入歌のように聞こえる。それもそのはず、この初期のベストは全ての曲をバート・バ…

Anne Briggs / The Time Has Come (1971)

Styles : British Folk , Singer/Songwriter , Folksongs , Folk Revival ここにあるのは淡々と爪弾くだけのギターと彼女の歌声だけなのに、なんでこんなに美しい世界が作れるのか不思議。音楽が成立するのに、実はそんなにたくさんの音は要らないのかもしれ…

Valerie Carter / Just A Stone's Throw Away (1977)

Styles : Soft Rock , Singer/Songwriter , Soul ソフト・ロック特有のゆったりとしたリズムが気持ち良く、彼女の声も可憐で軽やかな割りに、どこかアルバム全体がどっしりとした印象なのは、ローウェル・ジョージやモーリス・ホワイト、リンダ・ロンシュタ…

Orbital / Work 1989-2002 (1989-2002)

Styles : Ambient Techno , Electronica 久しぶりに、2,3年前の解散後に出たOrbitalのベストを聞いていましたが、彼らのシングルは難しいことも言わないので聞きやすく(死語と化したエレクトロニカも好きだったりしますが)、何より、ポップを当時の時代…

Avril Lavigne / Under My Skin (2004)

Styles : Teen Pop , Punk , Adult Contemporary 久しぶりの「半分だけネタ」シリーズ。 この子、デビュー時からこのメイクじゃないですか。もう完璧に麗しきかなゴシック美少女。なんでパンクなのかなーと思いきや、ある意味で本領発揮したのがこの2nd。一…

New Order / Waiting For The Siren's Call (2005)

内容は「ああ、ニュー・オーダーですね」と誰もが思うそのまんま。ただ、前作同様にギターの音が強いので、往年の作品ほどに斬新な冒険があるわけでもなく、保守的に聞こえるのは仕方がないのでしょうか。 さすがにこの人たちなので曲のクオリティは高く堕曲…

Dr.Feelgood / Down By The Jetty (1975)

これはもう聞かないと説明不能。モッズのビートを聞きまくって、サザン・ロックあたりの濃いグルーヴも聞いて、パンクも聞いているなら、その中間に見事に入ってくる。これを聞かないうちにはロックンロールなんて分からなかったと思わせるくらいに凄い。と…

Alicia Keys / The Diary Of Alicia Keys (2003)

R&Bに関しては相棒と違って門外漢なので、専門的には何も語れません。最近はいろいろ揃ってきて、ロックンロールなビートにこだわらずどんどんかけていきたいのですが、取りあえずは聴くこと、素晴らしい作品に出会うこと、他には無いですね。 クラブじゃ…

Kaiser Chiefs / Employment (2005)

フランツと同じレーベルの期待の新人、ってくれば、みんな飛びつくんでしょう。個人的にそういう流れはThe Blueskinsで懲りてるので、かなり不安でしたが、内容的にこれは問題ないです。良い意味でも悪い意味でも、まさにフランツの仲間ですね。今以上に売れ…

Coralie Clément / Bye Bye Beauté (2005)

Styles : Variété Française , French Pop 1stに当たる前作で一気に人気者になったフランスのヒロイン。でも、彼女はお兄さんである天才バンジャマン・ビオレーの完全なるピグマリオン。けして巧い歌手ではなく、フレンチ伝統のウィスパー・ボイスが必殺の武…

買ったよ、相棒。でも。

ようやく発売されたsnoozer買ってきましたが、本当にT井は失踪したんですね。誌面には影すらない。ただ、それについて何の説明もないことは、事情を考えれば仕方がないとはいっても、こういう少人数で作られている雑誌だと腑に落ちないものもあります。うざ…

木村カエラ / "リルラ リルハ" (2005)

「え、ダスティの次がこれ?」とか思わないでくださいね。元から(ほぼ)何も考えないで書いてますので。 これはボーダフォンのCMタイアップ曲でお馴染み。一発で覚えちゃいそうな分かりやすいメロディといい、狙いまくりの等身大の歌詞といい、話題性狙っ…

Dusty Springfield / The Very Best Of Dusty Springfield

Style : Blue-Eyed Soul , British Invasion , Adult Contemporary , Pop-Soul , Smooth Soul 彼女レベルになるとベスト盤も星の数のよう。でも、クオリティも半端じゃないので一枚買うなら20曲は欲しいところ。個人的にはこれしか無いので、オリジナル・ア…

The Love Affair / Superhits

Style : Mod , Freakbeat , Blue-Eyed Soul 遅れてきたモッズバンドのベスト。10曲しか入っていませんがポイントは安さです。新譜で1000円。素晴らしいですね。 ところでスモール・フェイセスともども面白いなあと思うのは、初期のモッズ(ミュージシャンじ…

啓蒙雑誌過ぎるとか、熱すぎるとか色々言われようが、タナソウ好きな私にはsnoozerが欠かせない音楽誌なわけですが、某ライターTの失踪による発売延期で困ってます。そもそも隔月なんで、もう3ヶ月情報が入らない。ネット使えばいいじゃん、他にも雑誌あるじ…