Dusty Springfield / The Very Best Of Dusty Springfield

julien2005-04-08


Style : Blue-Eyed Soul , British Invasion , Adult Contemporary , Pop-Soul , Smooth Soul
彼女レベルになるとベスト盤も星の数のよう。でも、クオリティも半端じゃないので一枚買うなら20曲は欲しいところ。個人的にはこれしか無いので、オリジナル・アルバムを少しづつ買い集めたいとか思っていますが。
彼女はビート吹き荒れる60年代UKでソロで大活躍。「イギリスから来たアレサ・フランクリン」といった感じにアレサ本人も驚いたくらいに白人離れしたソウル・シンガー。クリフ・リチャードから「黒人のよう」と言われるくらいですから。個人的には、ビリー・ホリデー、アレサと並んで最高のフィメール・シンガーだと思ってます。
そういえば、ソウルだとかR&Bだとか書くと、ブラックが苦手な人に敬遠されてしまうのですが、アレサと言いダスティと言い、曲自体はかなりポップだと思う。プレスリーもカバーした”この胸のときめきを”にしても、ベイ・シティ・ローラーズがカバーした”二人だけのデート”にしても、メロディはとてもポップ。だからこそ、彼女の歌唱力がぐーと来るのです。やはり売れるには分かりやすい理由もある。そして、これはビリー・ホリデーにもいえることです。あ、そういえばペット・ショップ・ボーイズの”とどかぬ想い”でも彼女が歌ってますね。これも大好きなので、去年のクリスマス・イベントでかけました。彼女は99年に亡くなりましたが、一度くらいは生で聞きたかったと本当に思う。