Music

Cajun Dance Party / The Colourful Life (2008)

年初辺りのクロスビートで、今年の注目アーティストとして紹介されていた彼ら。アルバムはもう、聴くだけでいい、音楽を言葉でいちいち表さなくてもいい、とも思ったが、彼らに対して「今年の一推しはこれ」だとか、「若者の繊細な感情」だとか、もう余りに…

 まねっこ

以前、ポップス奥の細道なる企画を長々と書いておりましたが、中断したまま。本来ならばその続きをしたいところ(とりあえずビートルズ登場までは書きたい)ですが、あれは結構しんどいので、いつかブログではなくサイトなどを設けてまとめて載せたいと思い…

Taro Urashima talks about

久しぶりに音楽のことでも。僕は基本的にはロックンロ−ル中心に聞いてたのですが、90年代後半はほとんど死んでいた(ように思われていた)ロックンロ−ルが、2000年過ぎのストロークス登場辺りから勢いづいて数年前まで盛り上がっていた(ように思われていた…

The Velvet Underground / Loaded (1970)

気分転換にたまたま聞いていたのがこれ。どうやらヴェルヴェッツの4枚(正しくは5枚ですが・・・無かったものになっているので)のアルバム中、最も人気がないようですが。 彼らの作品を通して聞いていると、名作とよく言われる1枚目の気だるさ、2枚目のノイ…

Rock Instrumental

この国に関して言えば、ビートルズよりも先にベンチャーズがロックンロールのブームを巻き起こしたせいか、ビートルズっぽい音よりもベンチャーズっぽい音のほうが流行ってたんじゃないかと思われる。なので、日本におけるベンチャーズ・チルドレンであろう…

中森明菜 / Best (1986)

特に最近に限って歌謡曲ばかり聴いてるわけでもないんですが、感覚的には妙に合う。ところで、歌謡曲、っていうジャンルは、もうないんでしょうか。となれば、皮肉なことにもう一ジャンルなわけで、ディスクガイドでも出ればいいと思うのですが。 話は変わっ…

中谷美紀 / 食物連鎖 (1996)

”弟”から教えてもらったアルバム。これ、もう10年前の作品なんですね。中谷さん自身が良い意味で変わっていないように見えるので、そんなところも不思議ですが。そんなことはどうでもよく、もっと問題なのはこれ今では廃盤なんですね。そして、M1"Mind Color…

The Stone Roses / The Stone Roses (1989)

リアルタイムで聞けてないながら、これのショックは大きかった。 随分久しぶりに聞きましたが、メロディがいいというのは得で、サウンド自体はこちとらの時間経過、耳年齢上昇に伴って多少は違って聴こえてきても、あの頃の感覚がメロディに乗って思い出せて…

The Smiths / The Queen Is Dead (1986)

最近は音楽にじっくりと浸る時間がない、新譜のチェックなどありえないことになってしまったので、こういう古いのを聴く。聴くものが山のようにあるのは幸いで、母親に言わせれば「もう買う必要なんてないでしょう」ということになるのですが、そうもいかな…

King Crimson / Discipline (1981)

Sugar Babe / Songs (1975)

何ヶ月か前に彼女から借りた。大滝詠一がナイアガラから初めてプロデュースした作品。エヴァーグリーンなんて言葉は好きくないけど、これが30年前の作品だなんて信じられる?ラヴィン・スプーンフルのように「魔法を信じるかい?」と言われてるようだ。 よ…

くるり / NIKKI (2005)

相棒から「ビートルズ好きなんだから気にいると思うよ」と言われて、(これまた)今更ながら聞いてます。相棒が反応する音楽に外れなんかない。あいつがいてくれて、僕は前よりも音楽が好きになった。そして、2005年にこのサウンドを持ってくるくるりも凄い。…

Mylo / Destroy Rock & Roll (2004)

2年程前に話題になったのにまったく聞いてなかったんですが、最近はI-podで外で聞いたりと、割とよく耳に乗せてます。 キム・カーンズの"ベティ・デイビスの瞳"をサンプリングしたものや、延々とロックンローラーの名前を並べた表題曲など、聞いてると様々…

The Beatles / Beatles For Sale (1964)

ビートルズの4枚目。でも、昔はこれ聞いてもよく分からなかった。 前作が同名映画のサントラでもある『A Hard Day's Night』、次作が同じく『Help!』ってこともあって、どこか地味な印象もある。カバー曲も異常に多い。 しかし、ですね。たとえばストーンズ…

YUI / From Me To You (2006)

早く寝たほうがいいんですが、色々プリントアウトしてたらこんな時間に。流れに任せるということで、久しぶりにアルバム評。これはこないだAKから借りたもの。サウンドは潔いほどストレートなロック。それも木村カエラのように色々やるのではなく、基調は…

安藤裕子 / さみしがり屋の言葉達 (2005)

前に次男がちょこっと書いてた安藤裕子。MTVで見たPVが素晴らしかったので、いつかちゃんと聞こうと思っていつつ今日に至る。 いやあ、正直に言って、大好きになりました。歌詞やサウンド(参加ミュージシャンとか凄すぎ)もですが、個人的にはメロディ。オ…

(とりあえず)2005ベスト

一昨年にやったように、去年のアルバムで個人的なベストでも選ぼうかと思うんですが、去年は例年に比べて圧倒的に聞いてないので(せいぜい40枚くらい)、幅広くはできそうにないです。 もう一つ、去年の作品で、物凄く好きで聞きまくった作品は少ない気もする…

The Strokes / First Impressions Of Earth (2006)

今年の一発目ということで、ストロークスの3枚目。 さすがというか、彼らは裏切らずに進化しているというか、かなり凄い作品。最初に聞いた時は、シングル"Juicebox"のあまりにハードな展開にびっくりしましたが、全体としてはストロークスだなあと思わせる…

Dvorak / Symphony No.8 in G Major Op.88

George Szell / The Cleveland Orchestra (1970) 塾で教えてる子に吹奏楽部に入ってる子がいまして、来年の曲はこれに決まったそうです。 有名な第9番(新世界)とどっちにしようかと迷った末に、技巧的にこっちになったそうですが、その子は第二ヴァイオリ…

Szymanowski / Symphony No.3 "Song Of The Night" Op.27

Simon Rattle / City Of Birmingham Symphony Orchestra (1994) Elzbieta Szmytka (S) , Florence Quivar (MS) , Jon Garrison (T) , John Connell (B) シマノフスキはヴァイオリンなどの小曲(初期のロマン主義的なもの)などではたまに耳にするのに、大曲…

Bizet / L' Arlesienne Suite No.1&2

André Cluytens / Paris Conservatoir Orchestra (1964) これも僕が好きなクリュイタンス&コンヴァト管(現パリ管)の演奏。管楽器が命のようなフランス作曲家の曲を聴くなら、これくらいオケのレベルが高くないときつい。どのソロパート聞いても完璧で、ク…

Poulenc / Sonata pour flute et piano

Mathieu Dufour (fl) , Eric Le Sage (p) (1998) 今夜はプーランク。想い返せば、1999年はプーランク生誕100年とかでやたらとCDが出た。これもその内の1枚室内楽曲の全集に収録。ル・サージュのピアノが中心で、彼の仲間やベテランも集結。 どの曲も繊細で…

BabyShambles / Down In Albion (2005)

たまにはロックも書かないと感覚が《古典風》に擬化する。ただ、これについてはどう書いていいのか分からなかった理由も強いんです。。 先行シングルは2枚とも最高だったし、何より何よりピート・ドハーティのバンドだし、物凄く待っていたといえばその通り…

Dutilleux / Tout un Lointain...pour Violoncelle et Orchestre

Jean-Guihen Queyras (vc), Hans Graf / National Bordeaux Aquitaine O (2002) 現役最長老作曲家デュティーユーのチェロ協奏曲。《遥かなる遠い国へ》の副題から、武満徹のヴァイオリン協奏曲(遠い呼び声のかなたへ)を連想しますが、このような抽象的な感…

Saint-Saëns / Introduction Et Rondo Capriccioso Op.28

Arthur Grumiaux (v) , Manuel Rosenthal / Orchestre Des Concerts Lamoureux (1963) ヴァイオリンは典型的なヴィルトゥオーゾの演奏が好き。疾走する情熱というよりも、音に漂う色気がいい。演目もサン・サーンスの超有名かつ難曲だからこその、過剰に演じ…

Schumann / Symphony No.4 in D minor, Op.120

Wilhelm Furtwangler / Berliner Philharmoniker (1953) シューマンは私がいちばん好きな作曲家。激しい感情にも、恋人、友人、同世代人への愛情にも、担っていた使命感にも、本当に憧れる。 彼の作品はいっぱい聞いてますが、そのなかでもいちばん好きな曲…

Berlioz / Symphonie Fantastique Op.14a

Charles Munch / Orchestre De Paris (1967) 久しぶりにN響アワー見たらこれをやっていた。振っていたのはドイツ系の人でしたが、デュトワが辞めてからもフランス系の曲をちゃんとやってるあたりは偉い。 この曲はメランコリックというよりほとんど狂気に近…

J.S.Bach / Johannes-Passion BWV245

Karl Richter / Münchener Bach-Orchester , Münchener Bach-Chor Evelyn Lear (S), Herta Töpper (A), Ernst Haefliger (T), Hermann Prey (Br), Kieth Engen (Bs) (1964) 昔はどう聞いていいのかさえまるで分からなかった曲。BGMにはさすがにできないし、…

Sibelius / Cocerto For Violin And Orchestra in D minor, Op.47

Anne-Sophie Mutter (v) , Andre Previn / Staatskapelle Dresden (1995) これを最初に聞いたのがいつだったのかは忘れましたが(録音されてすぐ後くらいかも)、最初はシベリウスの良さがいまいち分からなかった。曲の構成は独特だし、最初にカデンツアのご…

Faure / 管弦楽曲全集

Michel Plasson / Orchestre Du Capitole De Toulouse etc..(1979) 買っておいて良かったと思うディスクの一つ。フォーレの管弦楽曲の全集2枚組。今では当然のように廃盤。 フォーレといえば、レクイエムか歌曲(夢のあとで、など)が有名。けれど、あれだ…