Röyksopp / Melody A.M. (2001)


Styles : Downbeat , Chilled-Out , Downtempo , Electronica , Ambient Break Beats , Trip-Hop
クラブに行ったことがある人なら、疲労感に包まれた朝の気持ち良さが分かると思う。私はあれが本当に好きで、それが日曜日だったりすると、ヴェルヴェッツの"Sunday Morning"が必ず頭のどっかで流れてる。エドワード・ホッパーの「Early Sunday Morning」という絵があるんですが、あんな雰囲気。
独特の雰囲気なんです、あれは。。そして、ロイクソップのこのアルバムはその少し前の、夜が明けて行く時のための音。だからタイトルは「午前のメロディ」。ダウン・ビートっていうのは、超単純に言ってしまえば、言葉そのままのゆったりしたテンポのクラブ・ミュージック。チル・アウトはその代表。
M2"Eple"を聞いてると、あの時間のことをいつも思い出す。夢見るようにロマンチックなメロディ、妖精が光を受けて舞っているような音。エールの1stの"La Femme d'Argent"の夢の続き。
音楽とお酒、ダンス、もう他には何も要らない、っていつもあの瞬間に思う。永遠に続きそうで、終わりをいつも感じてるあの時間。光を浴びたフロアで踊る人を見ている時のあの気持ち。言葉で言えないくらいに音楽を感じられるあの時間。
今月にようやく発売される新作にも、この時間は流れているでしょうか?