Valerie Carter / Just A Stone's Throw Away (1977)


Styles : Soft Rock , Singer/Songwriter , Soul
ソフト・ロック特有のゆったりとしたリズムが気持ち良く、彼女の声も可憐で軽やかな割りに、どこかアルバム全体がどっしりとした印象なのは、ローウェル・ジョージモーリス・ホワイトリンダ・ロンシュタットと言った素晴らしい人たちが参加して支えているせいなのかな。フォーキーなようで実は結構ファンキー。その辺が好き嫌い分かれるかも。
それにしても、この作品に漂う軽やかな気品といったら本当に絶品。CDの棚に入れるだけでその段にアメリカ南部の風が漂うよう。
半分の曲をローウェル・ジョージが書いていることもあって、どの曲も深みのあるメロディを持った名曲ばかり。最初は地味に聞こえるかもしれませんが、メロディが耳に馴染んでくると、今度はサウンドの素晴らしさや彼女のうたがじわじわと沁みてきます。少し悲しい気分になった時なんかには、このアルバムの音はとても優しいのです。