Avril Lavigne / Under My Skin (2004)

julien2005-05-16


Styles : Teen Pop , Punk , Adult Contemporary
久しぶりの「半分だけネタ」シリーズ。
この子、デビュー時からこのメイクじゃないですか。もう完璧に麗しきかなゴシック美少女。なんでパンクなのかなーと思いきや、ある意味で本領発揮したのがこの2nd。一曲目からまるでエヴァネス。さもありなん、エヴァネス脱退した人が参加してるわけでして。でも、ちゃんと歌いこなしてるし、ルックス的にもアヴリルのほうが30万光年は突き放してるので、これなら私にも聞けます(;・∀・)ちなみに、M8の歌いまわしはアラニス・モリセットを意識してるように聞こえるんですが、意外とアイドルからSSWへと脱皮する可能性もありますね。中盤からの曲がそういう意味でなかなかいいのです。
内容も悪くなくスタンダードにティーン・ロック、ティーン・ポップとして聞けるし、日本でさえ100万枚近く売ったことにまず納得。そういやいたね的存在になりつつあるタトゥといい、女子高生あたりが買ってるんでしょうか。でも、そういう意味じゃ木村カエラのほうが内容もずっといいんですが。。
個人的には、彼女、歌巧いと思います。なんだかんだでサマソニにも来ちゃうし、ちっちゃくて可愛いので「こんなん聞けるか」とか言ってる人にもウケはそれほど悪くなかったようですし。こういうロックだってあって全然いいわけで、彼女は一生懸命歌ってます。「男にゃ負けねえ」みたいなのばっかじゃなくていいです。「私は女の子」って感じもいいです。まあ、ブリトニー大好きな私が言っても説得力ゼロですが。
ただ、あまりにも商ビズサウンドなんで、アメリカ的な意味じゃないクールな作品を聞きたいですね。「私の肌の下」とか言われると、ホール好きな私には「セレブリティ・スキン」が連想されるんで、こんな程度かよと思ってしまう。まあ、若いし(まだ19か20?)そもそも服装が「セレブ」じゃないんで当然か(笑)ところで、絶対にないと思いますが、ゴス繋がりでバンシーズみたいな曲を歌ってくれたら嬉しいんだけど。
というわけで満足度は70点。彼氏があれなんで10点減点。