The Chemical Brothers / Push The Button (2005)


待ってますたなケムズの新作。
前作に比べるといまいち、だとか色々聞いてましたが、1曲目からめっちゃいいじゃないですか〜♪
でも、評判悪い理由もなんとなく分かるんですよね。
印象的にヒップホップが目立ちますから。いや、実際は2,3曲なんですけど、強烈な1曲目で歌ってるのがQ-Tipだったりしますし。
つまり、前作は超名曲"Star Guitar"が象徴するように、印象はハウスですよね。ハウス好きがみんなして悪口言ってるんでは?とか邪推が働きました。ハウスはハウスで最高ですけど、ハウス好きには、個人的に許容性ない(要は、他の音楽を聴かない)人が多い気がします(偏見ですみません)。
あと、曲調がバラエティ豊かで、その反面、統一感が無いかな、とも感じます。でも、統一感と作品としてのまとまりっていうのは別物でして、退屈だとかそんなことはまったく無し。
癒されそうになるほどメロウで美しい4曲目や8曲目なんて、彼らでしかなしえないような曲ですし、テンポの早めな曲もタイミング良く入ってくる。
むー、文句なしにさすがの1枚です。彼らに駄作なんてありえないということで。
ここんとこ音楽を聴く時間がなかなか無く、まだまだ中古で買ったCDやら、借りてきたものやらが溜まってるんですが、しばらくは流し続けること間違いなしの傑作だ、これは。