Juliana Hatfield / Hey Babe (1992)

julien2004-09-07


フレンチを続けるのはつまらないので一気に飛躍。
完全にロックで、これほどロリータなボイスをしていると、これこそ本当のイエイエなんではとか意味なく考えてしまう。
ブレイク・ベイビーズのボーカルのソロ・デビュー作といっても、そちらは聞いたことがないです。むしろ、レモンヘッズの『Shame about Ray』でのバック・ボーカルでのほうが知られているかもしれません。イヴァン・ダンドゥの元カノということで。
曲はとにかくまっすぐでひたむきな感情が全開になっていく感じのギター・ロックでしょうか。レモンヘッズより、ずっとリプレイスメンツ等のオルタナ直系。でも、時折見せる繊細なボーカルもたまらなく魅力的。あまり言われませんが、ロリ声だけじゃなく、物凄く歌が巧い人だと思います。
そして、このアルバムはとにかく曲が良い。グランジを彼女なりに解釈して(”ニルヴァーナ”なんて曲もあり)、でも、そういったムードには流されずに自分自身を歌に込める。
中古CD廉価盤の常連なので200円くらいで入手できる可能性あり。最近じゃまったく話題になりませんが、実は数年おきにコンスタントに良いアルバムを出していたりもします。

Favorite Tracks
M1 : Everybody Loves Me But You , M5 : Nirvana , M6 : Forever Baby , M8 : No Outlet