J.Geils Band / "Live" Full House (1972)

julien2004-04-20


マニックスの続きを書こうかと思ってましたが、それはまたの機会にします。
実は先日ある方から色々CDを貸していただいて、それがどれも素晴らしくよいので、そこから何枚か書いていこうかと思います。

最初はJ・ガイルズバンドJ・ガイルズはギタリストの名前ですが。音の中心はボーカルのピーター・ウルフ。67年にボストンで結成されました。あ、どうでもいい話なんですが、ジョジョの第3部に出てくる「J・ガイル」は、言うまでもなくこのバンド名から取られてますね。
これはライブ盤なんですが、これでもかっていうくらいにメンバー全員でぶつけて来るサウンドは、ブルースとR&Bを軸にした男臭さ全開のロックンロ−ル。テンションの高さも異常で、最初聞いたときは何事が起きてるのかと思いました。
ボーカルのせいか、ストーンズと比較されたみたいですが、どっちかと言えばクリームやツェッペリンと同系列の音。なのにどこか違うのは、カントリーっぽい要素が入ってるからなんじゃないかと思うんですが、どうなんでしょう。アメリカ南部風の泥臭さというか、汗の匂いというか、そういうものを感じます。ツェッペリンのように美しくはないけれど、彼らには無いファンキーではねるようなリズムが、陽気で明るくて、凄く格好いいです。M2"Homework"やM8"Looking for A love"は、もう本当に最高。
ジャケットもいいですよね。ただ、よく見るとカードがフルハウスになってないんですが、どうしてだろう。

80年代には、誰もがCMで聞いたことのありそうな"Centerfold"といったポップな曲を出しますが、その後ウルフが脱退してしまい、勢いを失ってしまったようです。まあ、その曲とこのアルバムを聞き比べても、同じグループだとは俄かには分かりません。

  • Favorite Tracks

M1: First I Look at the Purse , M2: Homework , M5: Hard Drivin' man , M8: Looking for a Love
ASIN:B000002J69