依然として

解決しませんね。
正直言えばマスコミの報道がウザイので、そろそろ終わってほしいです。
書きにくいことなので今までは触れませんでしたが、捕まった3人の方は、こうなるのも覚悟の上でイラクへと赴いたわけで、カメラマンを除いた二人は自衛隊の派遣に関してはまず反対の立場だろうし、要するに政府とは異なったスタンスで活動していた彼らが、政府によって救出活動をされているということに、どこか変な感覚を覚えてしまう。
家族もこうなるのを覚悟のうえで送り出したんだろうに、泣いて「助けてください」とか「何もできないんです」とかをくり返してばかりいる。

で、私は何が言いたいのか。

NGO活動もボランティアも大いに結構。私は理性よりも感情が前へ出るということがないから、連帯を信じることができないし、賛同もしかねるが、活動することは勇気のあることで、我々に知らない何かを伝えてくれるだろう。だが、外の人を救う前に、家族を納得させてからにしてくれ。
親家族なら当たり前だなどと言われれば否定することはできないけれど、この戸惑いと不思議な感覚はしこりのように消えてなくならない。
一人くらい「覚悟の上で行かせたのだから・・・」という言葉を吐く人間はいないのか?
戦地に赴いて活動するというのはこういうことだ。少しの覚悟もできていなかったというのは疑問を残す。


アメリカと武装勢力間での争いは、停戦状態となったが、これはいかにイラク情勢が恐るべき状態にあるかを示している。そもそもこの事件自体が、この数週間の間の激変なくしてはありえなかった。
そしてこの緊張状態はイラク全土に伝播せざるを得ない以上、サマワ周辺がこれに巻き込まれないと言う保証はない。
そういう意味では、置かれている状況は自衛隊員も変わらないが、自衛隊の家族の人たちは今どんな気持ちでいるか、そういうことにマスコミは関心がないのか?