脳内進行中

julien2004-02-23

風邪もすっかり良くなりました。でも、今日も引き続き音楽日和。これじゃどっかの引き篭もりと変わんない気もするけど、愛あればいいや、などと妄想系になる兆しが見える。
今はなにということもなく江藤新平について考えてます。山田風太郎の『首の座』が面白かった。大久保利通を恐れさせたライバルであり、絶対的な法の守護者として硬骨の人だといわれながら、佐賀の乱に負けた後は無様な死に際を見せた江藤。佐賀=鍋島藩から『葉隠』まで引用しながらの山田流解釈には、毎度のことながら舌を巻く。死ぬのはクールだけど生きるのは無様だ。でも、それでも生きようとする人への興味は果てが無い。