The Police / Reggatta De Blanc (1979)

ソロで活躍中のSting（というか、最初からソロだったと思われてるような気がしますけど）を擁したグループの２nd。
タイトルは「ホワイトレゲエ」の意味らしく、ロックに最初にレゲエのリズムを取り入れたバンドとしても有名。ボブ・マーリーが歴史的なライブをロンドンで行ったのが７５年だから、１ｓｔが出る７８年まで、３年かかったってことでしょうか。まあ、Stingって結構計算高いアーティストみたいで、当時隆盛を誇っていたパンクのイメージをも自分たちに被せてたみたいです。まあ、聞けばすぐに分かるんですけど、こんなに演奏巧いパンクバンドがあるわけないので。。
先ほどレゲエのリズムって触れましたけど、リズム・アレンジに関しては結構多彩な感じです。プログレっぽいといえばそうだし。とにかく、メンバーの作り出す音が有機的に重なっていく様は、聞いていて爽快というより快楽に近い。
彼らが残したアルバムは５枚。最後にユング思想を取り入れた名盤『Synchronicity』を発表して解散。その後のStingは、ほとんどジャズのアーティストですね。なーんかな。

私は大好きなんですよね、ポリス。クオリティの高さは半端じゃないし、当時の人気も凄かったわりに、でも、なぜか今ひとつ日本じゃ人気ない気がする。知り合いで聞いてる人は誰もいないし、街でもポリスのロゴ入りＴシャツとか見たことない。

ところで、このアルバムには今でもＳｔｉｎｇが歌い続ける名曲「Message In A Bottle」が入ってますが、これを聞くといつも夢野久作の『瓶詰の地獄』を思い出してしまう。。。久作の小説ってイメージが強烈なので、生生しく残るんですよね。
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