The Strokes / Room On Fire (2003)

人気 ★★★★★ 個人 ★★★★  Genre : Guitar Rock / Art Punk

昨日買ったばかりですが、今日は1日中聞いていました。前作同様ちぃとも飽きが来ないのです。

タイトルを訳すと「熱くなった部屋」(でよいのかな?)
Galaxy500の名盤”On Fire”と関係あるんでしょうか?クールなのに熱い感じは似てなくもないけれど。


印象。1曲目のイントロを聞いた瞬間に彼らだと分かる、この感じ。
嗚呼、とにかく全曲メロディが素晴らしいの一言。そして、ギター中心に組みたてられた音の構築の完璧さ。相変わらず、ベースとドラムのリズム部隊もしっかり機能しています。
シンプルなサウンドとかよく言われるけど、ギターを含めた、このリズム感こそ彼らでしょう。ただ、前よりギターが少し強いですね。でも、おかげでジュリアンの歌の存在感を再発見した感じ。彼は本当に不思議なヴォーカルです。
とにかく、これほど絶妙のバランスで全ての音が構築されてるバンドって、現在じゃストロークスだけだし、このクールさと全体の軽さを考えればいままでもいなかったんでは・・と真剣に思わせてくれます。
個人的には、ネットで違法DLとかしてたんで、全11曲中の5曲にはすでに馴染んでいました。1〜4、8,10が未聴。それも関係してるんでしょうけど、どうにも最初の4曲が印象に残りますね。NYらしいク−ルさ全開の2,3が特に素晴らしい。知っていた曲は、全てライブ音源だったので、こっちのバージョンがシンプルに聞こえ過ぎてしまって、正しく判断できません。曲の良さはとっくに知っていますが。


ここでジャケットを見てみる。うーん、なんか不思議。なんなんでしょう、これ。
シンメトリーが、更に平面的に構成されてて、全体の印象はすごくレトロでモダンな感じ。前よりも華やかだし。フィルムがモノクロからカラーに移ったのかな。まあ、とにかく完璧。
裏ジャケは火が灯されているけど、誰もいない部屋。でも、この絵から伝わってくるイメージと作品とは違うような気がするんだけど・・あ、誰もいない部屋の空虚さは、どことなく合っているかも。
あ、分かった、分かりました。前作のスカスカさに火が灯っているんだ!やっぱクールなだけじゃダメだよね。うーん、コイツら格好良すぎだわ☆