月刊ブログ

月刊誌みたいになりそうなブログ。昔からお付き合いしてくださってる人には申し訳ないです。

3月になりました。毎日が実は楽しいです。見つけたりすることばかりです。遠くから手を振っている人がいて、見たことある人だなあ、でも誰だろう、とか思っていたら、自分自身でした。みたいな。
僕の目は曇ってます。でも、曇りを払う草薙の剣のような人もいます。僕にはそれが嬉しい。
また、僕は腐っています。今は亡き、僕の憧れの大好きな友達の萩原朔太郎なら、僕のことを「ハマグリみたいだね」って言うでしょう。きっと舌をべろりとさせているんでしょう。でも、水を替えてくれる人もいます。だから、僕にはそれが嬉しい。
石垣りんさんなら「食ってやる」と言うでしょう。食われたいです。食いたい、といいながらも。
自分だけが不幸なのではないように、自分だけが嬉しいわけではない。一瞬一瞬の好きって感情から、目を背けていました。なぜって、それはひどく恐いものだから。
怖いってことを忘れていた。でも、どこにも嘘はない。それを怖がるな、なんていう僕は、嘘付きのハマグリ。
だから、僕はそんな人に憧れます。尊敬します。自分にはできていないことだから、僕はそんな人になりたいと想いながら、宮沢賢治のように土の上に立ちたいと思います。うつむきながら、僕は吼える。

今日は年上の素敵な人に逢いました。一人は、4月から僕の先生になる方です。
僕はそこでも、昨日と同じことを思っていました。明日も同じことを思うでしょう。考えるでしょう。悩むでしょう。苦しむかもしれない。
でも、僕は今の自分がくれるものを、このちっぽけな手のひらの上に載せて握るものを、「怖い」と言葉にしていた過去の自分も、目に見える大切なものを、どんなことが起ころうとも、捨てることはないでしょう。
なぜって、僕には毎日が楽しくて、嬉しくて仕方がないから。これは逆説なんていうレトリックではないです。
本当のものを見つめる人がどこにいたでしょう。悲しいからこそ、笑顔が美しいです。あれほど美しい宝石は、鉱物屋を探してもなかった。
涙は、蒸発してしまう水晶です。空の青さを映し出しながら、空よりも青いのです