早く寝ればいいのに、考えごとをしていてなかなか寝付けない。
どうしようもない不安はなんにもないけれど、喜びの裏側にぺたりと張り付いた程度の不安は際限なく出てくるものだ。
いちばん恐いのは、言葉が嘘に見えてくることで、それはただ私に表現力が欠けているのと、もう一つは絶対的な距離のせいだ。
電話の発明も、身体がぼろぼろで声が出なければなんの力にもなってくれない。

でも、嘘はないよ。ドラマのなかにいるつもりもないのです。
正直になれれば、かっこつける必要もなんにもない。
いちばん不甲斐ないのは、私がふらふらしてるからです。
「もう何の心配もいらない、こっちにおいで」って言えないせいだ。
だから、今日は言葉の力に頼ってしまうだけで、あとは勉強するだけ。それを未来につなげるために、私は泣くのを我慢して、声を枯らしても叫んで、積み重ねるだけです。