美蘭と花弁

花と花が重なってる。けれど、彼女達が自覚しているのは美しいことではなくて、ただ自分の欲望に正直でいたいってことだけだ。
嫉妬に狂う人は、その内の一つを消してしまう。そういうことはあったかもしれないが、いつのことかさえ忘れてしまった。とりあえず、花には蝶が似合う、ということしか、理解できないのは私の罪か。
蜜蜂のように蜜を集めることもなく、けれど、蜜が溢れて流れるだけを眺めていても、正直冷静ではいられない。あの花びらはどこで散ったのだろうか。


って、精神分析されそうなことを書くのはお終い。あなたは変態です、とか。