やはり

来年の商法は新法からの出題に決定。とりあえず予備校関連の概説書が出るのを待つしかないが、説明問題以外では関係ないだろう。
書店に行くと条文対応集やらいっぱい出てるけど、ああいうのをやっても時間の浪費になるだけなのはみんな知ってるでしょうに。焦る前に他のものをじっくり取り組むべきか。
とにかく事例への対処が大幅に変わるなんてことはありえないから。法務省も基本事項以外からの出題はない、と言い切ってるし。逆に狙いを基本事項に絞れるぶんやりやすいようには思うのですが。
ただタイミングの悪さはやはり事実。1950年以来の大改正なんて、この時期にやらないで。

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秋服を着はじめると決まって秋の匂いがする。感傷的な表現ではなくて、本当にそういう匂いがする。そして、気付けば本当に秋になっている。


構造には調和がある。音には音階があるように、予定された組み合わせによって完成されるパーツ。何気ない匂いや感触は、密かに自分の居場所を知っているかのように、気がつけば定められたところにいる。人の意思など、何ほどのものがあろうか。
いくらその場所から逃れたところで、部分部分は平然とそれを裏切る。ある一点に気を取られれば、全体は元のままに、自分自身さえループする時間に回帰して縛られる。
季節の移ろいは、調和を嫌う人々には耐え難いもののように感じる瞬間もあるだろう。
いつか、それをありのままに受け入れることができるようになるのだろうか。


雨が降ることを忘れることなどない。しかし、突然の雨に驚かされる。まるで雨を忘れていたかのようだ。モナリザは正面を向いたまま微笑むことを止めたことはないし、師宣の美人がは永遠に振り返ったままだというのに、突然の変化に何を驚く。