昨日は11時に寝たものの、あまり寝れず。
ただ、一応は「まだ終わってない」という不安の部分は除去されたので、当然の緊張でしょうか。
それでも、当然のように不安があって、軽く潰されそうになる。
気分が低調になりそうなので、朝からカルロス・クライバー指揮の「運命」を聞く。
扉を叩く。あとは、開いて先へと進むだけ。
完璧に全てを憶えて臨むというのがほぼ不可能なので、後は冷静に記憶の糸を手繰って答えていくしかないです。整合的なものだけじゃ出しきれないものもある。だから、今日は気持ちの問題が大切。だからクライバー

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終了。帰宅。感想。

まず午前中に民事系3法で2時間。
民法は、問題見たら「失踪宣告」とあり、まず飛ばす。論文でこんな細かいの聞くなよ。
で、先に商法。これも笑った。授権資本制度の意義なんですが、それ自体はともかく、1950年以前の制度と比較しろとある。実務家になりたい人間に、戦前の制度なんて聞くなよと言いたい。さらに、最近の改正についても触れろ、とある。なんというか、法学と法務は違うんであって、どうも学者という人種は勘違いしてるらしい。こんな細かい話を、論理一貫して学習するというのは厳しい。問題処理能力を問うてほしいんですが。
さらに、民事訴訟法では、ほぼ誰も知らない証書真否確認の訴えなんぞが出る(初めて聞いた)。
その後で、民法を書いたのですが、4問中、一つ以外は、失踪宣告と第三者という、極めて重要性の低い論点を知らないと正解できないという変な問題。ある程度勉強してるから言っちゃいますが、これは明らかに問題が悪い。
ただ、かじりつく程度には書いた。そして、これを完璧にできる人は間違いなく本試験に合格しているはずなので、差はついてないはず。。

で、午後の憲法と刑法と刑事訴訟法は、本当に素直な問題でして、どうにもギャップがありすぎる。憲法は外国人の公務就任権で、これはちゃんとやってる人ならほぼ書ける。そう思ったので、構成に工夫しました。ここまでひねりがないと、そうでもしないと他の人と差が付かない。
刑法は、行為後の事情、因果関係の錯誤、幇助の因果性、保護責任者遺棄関連と、論点を聞くものばかり。車で人を跳ねたという行為が、過失致傷でなく危険運転致傷になるというひっかけこそあったものの、全体的には素直な良い問題。
刑事訴訟法は、無令状逮捕できる場合の例と趣旨について、と、不任意自白の排除の趣旨を書くだけの簡単な問題。追い込みでやった割に綺麗に書けました。


うーん、民事法はなんだったんだろう、と腑に落ちません。というのも、民事が圧倒的に配点が高い。となると、ああいう細かなことばかりで合否を決めようというのでしょうか。あんなマニアな問いをして、学生に何を求めたいのか甚だしく疑問です。

感想としては、知っていること(知っているべきこと)は全部書けたし、手強いライバルも当然書けるだろうというものは一つも落としてない。あとは来月の結果待ち、そして受かった場合の面接試験です。