きみになりたい

そういえば、友人の某セチャーソが日記で書いてた写真集をようやく購入した。彼の文章読んでても、これは欲しいなと引っかかるものがあったので。確かに3900円と高すぎる気もしますが、これは確かに買ってよかったよ。ありがとう。
内容は、マガジンハウス刊の雑誌「relux」で連載されていた「きみになりたい」をまとめたもの。
宮崎あおい蒼井優長澤まさみ高橋マリ子香椎由宇加藤ローサ相武紗季麻生久美子上戸彩石原さとみまで、よくもこれだけのメンツが一冊の本に並んでいるものだと驚嘆します。個人的には、彼女たちが立っている場所が、ちょっとカメラマンの傾向に寄りすぎかなとは思うのですが、それでも何気ない表情とその空気が,本当にきみになりたくなる。
というのも、何しろタイトルの時点で、私を殺そうと思ってるでしょ、と思わずにはいられなくなるからなのです。最近でこそ思う機会は減りましたが、ずっと、俺はなんで男なんかに生まれてきたんだと思っていましたから。
そして、今でも紅楼夢の主人公・賈宝玉が言うように「少女は清らかな水から生まれ、男は汚い泥水から生まれる」と本気で思ってますからね、私は。
表象だの、偶像だの、人形だの、作りものだの、本当にばかばかしい。理屈は本当に素晴らしい道具。俺はそれを使えるけれど、使われたくはないんですね。