アウトプット

julien2005-07-13

インプットされる情報がどうにも偏ってる。
興味のあることはなんでもかじる、消化する、そして捨てる、という感じだったのに、最近はどうだろう。捨てるものが全然ない。これはどう考えても変。
何もかも吸収する、なんてことが絶対的に正しいとかそんなわけないから。


よく分からないけど、何か感じる、ってほうがずっと楽しいのであって。興味なかったけど、凄く感動した、というような偶然の出会いの連続だろう、本当は。
要するに、あきたこまちにひとめぼれ、とかそういうのがないのです。


悲しみ、とか文章にしている時はいい。あれは一種の昇華だから。
私が文章を書いている時は、どこか客観的に眺めてる別の自分がいる。というより、それが普段の自分だったりする。言葉は魔法のように、つながりだけで感情を殺したり、生み出したりする。
演じてるようなものだ。だから、ああいう文章は私でもなく、作品に近い。
でも、いまは全然違う。漠然としたものを感情に任せて放出してるだけ。技巧も何もない。
扉を開けて外に出るだけ。


ブログが流行ってるけど(自分がやってることもまさにそれだろうけど)、これはなんなんだろうという気もしてきた。
そういえば、以前こんなことにとても自覚的な文章を書く人がいたけど、その人も別人みたいになってて少し悲しかったな。
といいながら、別に何かにイラついてるわけでもなんでもなく、考えて見たら不思議に思っただけです。
まあ、呼吸をするようなものなのかな。