京王プラザにて

名ばかりの集まりは腐敗臭で一杯。可燃物の日でしたっけ?
そこに捨てられた空き缶にとっては、どうにも居心地が悪い。空っぽで不要なことには変わらないけど。
せめてリサイクルの夢でも見てる。

隣の発砲スチロールが空き缶に何か言ってたが、添え物のタンポポは、初めて触れる地面に根を探してる。
水を吸い込んで肥大化した新聞紙。時代に迎合して何を歌う?ニュース古いし。


劇物を中に含んで黒いビンが怒っている。「なぜ俺がここにいる?俺様には専用の捨て場所があるんだ。お前らと一緒にするな」
彼はそこへ行けなかったそうだが、中身は詰まったまま。誰か使ってください。迷惑なのは他のゴミにとってなのだ。
お前のせいで、俺たちまで悪者。

「無断でゴミを投棄するのはやめて下さい。」

いいえ、自分の意思ではありません。残念!!