10/11〜26

雑多に聞きまくっています。聞きすぎで何が何だか分からない。一部整理。
凄く好きなのは、ゾンビーズ、先日買ったシャルロット、フェアポート・コンベンションにスリーピー・ジャクソン。コルトレーンは別世界。エリオット・スミスは別格。

60's & 70's












  1. King Crimson / Red (1974)
  2. Fairport Convention / Leige & Leaf (1969)
  3. John Coltrane / The Last Giant : The John Coltrane Anthology
  4. Randy Newman / Sail Away (1972)
  5. The Zombies / Odessey & Oracle (1967)

1.第1期クリムゾンのラストアルバム。プログレだとか下らない定義は不要。フリップのギターを始め、あらゆる音が凄すぎる。テーマ不要、言葉は不要。これには死ぬ。★
2.こっちはブリティッシュ・フォークの深い森を切り開いた歴史的名盤。表面的な穏やかさに騙されてはいけないという見本。あまりに深い霧の前にくらくらする。将来的にこのジャンルは掘ることになると思います。★
3.コルトレーンのベスト。「至上の愛」だけじゃなく、後期のフリージャズへと向かっていく姿勢も素敵。若いバンドにも、もっとこういうのを聞いてもらいたいですね。ただ、ジャズは深すぎて怖いので、将来専門にするかはまだ未定。判定不可
4.70年代にアメリカ批判を一人やってた人。それ以上にうたが美しいです。◎
5.ゾンビーズのラスト。今まで聞いてなかったことを真剣に悔やみました。ペット・サウンズに一歩も引けを取らないバロック・ポップの超名盤。どこまでも夢を見ていられそうなくらいな最高のポップス。★

2003











  1. Cat Power / You Are Free (2003)
  2. The Distillers / Coral Fung (2003)
  3. Kinesis / Handshakes for Bullets (2003)
  4. The Sleepy Jackson / Lovers (2003)

1.昔のPJハーヴェイを連想させますが、ブルーズ色は無し。エリオット・スミスのように彼女も海外では「サッドコア」に分類されるようです。"Free"は間違いなく名曲。◎
2.ライオット・ガールのようでいて、もっと普通にパンク。ホールが好きな人なら知ってますよね。ただ、曲に関してはもうちょっと努力が必要かも。結構ムラあり。○
3.なんともたたずまいが苦しいグループ。メランコリックなメロディもいいし、サウンドも弱くない。いいバンドです。ただインパクトがない。要するにスター性がない。とにかく地味。○
4.オーストラリアのバンド。バロック・ポップにも通じそうな優しいメロディが最高です。実は多彩なサウンドを使っているのに、素晴らしく統一感のあるアルバム。何度も繰り返し聞いていきそうな曲が多いです。★

2004












  1. Patti Smith / Trampin' (2004)
  2. Snow Patrol / Final Straw (2004)
  3. The Streets / A Grand Don't Come for Free (2004)
  4. The Hives / Tyrannosaurus Hives (2004)
  5. Elliott Smith / From a Basement on the Hill (2004)

1.好調に活動を続けるパティ・スミスの最新作。やはり復活以降の余裕の継続は感じます。ただ、最近の作品に比べて印象に強く残るのは、やはり彼女がテロに始まる世界の変化を意識しているせいでしょうか。新人の影に隠れがちなベテランですが、これは本当に素晴らしい作品。◎
2.新人じゃないですが、メジャー第一弾ということで気合入ってます。完全に叙情ロック系列で、純粋にメロディで勝負といったところでしょうが、新人のキーンには及ばない印象。○
3.今更書くのも恥ずかしいのでパス。意外にヒップホップ系統からは注目されていない様子。彼の書く歌詞って、やはりロック好きのほうが親しみやすいのかもしれません。ラッパーというよりは、シンガーソングライター的ですよね。サウンドの格好良さもアングラHHに抵抗なしなロックファンに好かれるのかも。★
4.まず、タイトルのバカさ加減が最高です。前作の『Veni Vidi Vicious』→「来た、見た、背徳」も最高でしたが、今度はもっと凄い。アホか。ただ、内容は結構多彩です。叙情もブルーもないけど、聞いててめっちゃ楽しい。◎
5.エリオット・スミスの残された曲を編集して出された遺作。彼がすみずみまで溢れています。音は結構作りこまれた印象で、これがどこまで彼の意思なのかは不明ですが、どの曲も彼以外には書けないようなものばかり。これが本当に彼の最後の声なんですね。★