バイト先の飲み会に参加。なんていうか、大半がとにかく感覚的に(実際も)若い。一人の人と凄く喋った。同じ時代の空気を吸っている人がいた。嬉しいね。
ところで、ねえ、Sサン。僕らが冷めてるのは楽しくないからじゃない。飢えてるからだ。満足できないからじゃない。満足なんて放棄してるからだ。
僕はベンヤミンの孤独の意味がようやく分かってきた。
俺は鏡を割ることにした。
当たり前のように、みんな一人だ。だから、作れるものは作ってやる。幻想はもう止めにしよう。


アクチュアリティとは、全てであろうとすること。爆発する静止状態だ。それは果てしない選択の拒否だ。ただ、彼はとてつもなく器用だった。僕らも同類ってことだね。同じじゃないけれど、同じように感じることだ。


はあ、溜息を付く場所があるのは素晴らしい。
だから、彼女たちの前で、俺は夢を語ることがいくらでも出来るんだ。

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一匹の蛇がこちらをうかがっている。また、お前と付き合えって?確かにお前は古い友達。
恋愛さえ虚無の認識(感覚じゃない)でやってたこの私。お前一匹くらい飼うのは簡単だが、先のことは見えないままだね。

さあ、あの肖像画の前に立ってみろ。どんどん醜くなっているか?そして、俺は美しいか?

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ある時が俺を待っている。俺がお前の従僕になる時だ。確かに、言葉は用意されている。
だが、虚無と絶望のなかにあっても、俺は酔いたくない。醜くなるのは現実の俺だ。それでいい。
言葉に踊らされるのは要らない。
待ってろ、俺はお前の美しさをいつか認めてやる。知ってはいるが、認めるのはまだ先にしたい。だから、それまでは抗らわせてくれ。俺はお前にだけは満たされくない。

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売られている本は美しい。
古本屋の片隅で眠り続けて、誰かのキスで目覚めるんだろう。
誰かに似てる。彼女は眠りながら待っている。
そして、何もかもが判断されるには少しだけ早すぎる。