DJ

上で書いたことと少し関係あるんですが、DJって存在はどうあるべきなの、って思うのです。
私みたいな下手くそDJが偉そうに言えることは何もないんでしょうけど「これだけは」って思うことはあるのです。


要するに、DJと言ったって、主役は曲なんです。出発点はそこでしかないから、私は曲を愛するだけです。
自分が大好きな曲をその場にいる人に聞いてもらいたいのです。

DJは、そんなふうに好きな曲を繋げていくのが仕事です。
となると、次にできる事は、その個々の曲が活きるように、曲が持っている力を最大限に発揮できるように工夫することです。
どの曲とどの曲を繋げれば、曲の良さを活かせるか、そこに集中します。

だって、それこそが曲に対して敬意を払うことだと思うから。
躍らせよう、とか、テクを見せよう、とか、それらももちろん全部大事なことだと思うけど、
曲に対する敬意を失ってしまったりしたら、全部無意味だと思うんです。

ここからしか始まらないと思うんです。だから、昨日みたいな選曲を聞いていると、不快を越えて悲しくなってしまうんです。