Hard To Explain@渋谷 Chelsea Hotel

場所は宇田川町。着いたのは23時半頃。
内装は、チェルシーホテルというくらいでフィン付きのシャンデリア風の照明だったり、柱もヴィクトリア調とレトロな感じ。
ライブハウスを兼ねているようで、広さは60畳くらいの方形。エントランスを入るとまずラウンジ、奥がフロアで、最奥がステージ。左にDJブースがありました。
着くとすでに100人はいる感じ。すでにフロアは人でいっぱい。ラウンジといっても、右側にバー、左に机があるので、通路を兼ねていることを考えると、けして広くないです。
とりあえず椅子について煙草を1,2本吸っていましたが、さすがは渋谷。人は増える増える。1時の時点で150〜200。狭い、というか、動けない。踊るスペースなんてあるわけない。後で書きますが、やたら移動しまくる連中が10人ほどいて、こいつらなんなんだよって思ってたら、その謎は終了後に判明しました。あと、外国の人が20人くらいいましたが、彼らのような楽しんでる雰囲気っていうのは見てても好印象ですね。
で、肝心の曲なんですが、もうひたすらに最近のロックばかり。主催サイトが「New Rock」をメインに据えていることからも想像はついていましたが、それにしても他の曲はやらんのかというくらいに最近のものばかり。
6時間を通して重点的にかかっていたのは、The Music,The Libertines,The Strokes,The Faint,The Killers,The Rapture。特にミュージックは6,7曲聴いた気がします。なんとも疑問に思ったのは、The Ordinary BoysMando Diaoを1曲もかけないんですね。これは意図してやってるのでしょう。
それにしても、本当に過去のものが流れない。ビートルズ、フー、バズコックス、ストーン・ローゼズはやりましたが、定番中の定番だけ。
気分が悪かったのは、アップテンポの曲しか流さないこと。流れなんて何も考えずに、ひたすらテンションを上げるだけ。
これは頭悪いですね。
まず、ぎゅうぎゅうで休む場所もないくらいなのに、始めからテンションを上げつづければ3時くらいには疲れきってしまう。結果、凄く良いはずの曲が耳障りにさえ聞こえてくる。
もう一つ言えば、彼らはアメ・パンやメタルの単調さを批判する割りには、ガレージ・パンクとディスコ・パンクのアップテンポの曲しかかけないのでは、単に好き嫌いの問題じゃないのかと思えてくる。
「New Rock」(そもそもこの呼び方自体、センスを感じられずに嫌なのですが)中心なんて言ってるけど、反対解釈すれば「Old Rock」を知らないだけなんじゃないのかと思えてくる。こんなプレイは楽だよね。同じような曲をつなげてかければいいだけなんだから。
準備も物凄く簡単そう。毎回同じCD持ってけばいいわけじゃん。

ただ感想としては、それなりに楽しかったです。好きな曲ばかりですしね。もう少し広い箱を借りれば?とは思いますが。
良かった点は、スクリーンに、流れてる曲のアーティスト名が表示されるので便利でした。時々分からないものもありますので。
次回は11月にやるそうですが、あの場所でまたやるなら二度と行くことはないですね。
あの選曲を見る限りは、次回も同じようなものに決まってるわけですし。最近のものに限定する以上は、キラートラックを使いまわすしかないですから。
そういえば、下手くそ(というよりセンスのない)DLの煽りは見ていて面白かったけど、それは誰も彼のことを見ていないからです。音に酔ってるだけだってば。


実はこれには続きがあって、終わった後にAKとデニーズにいたら、会場で見た顔がぞろぞろ入ってきたんですね。その数15人前後。
偉そうにしてた連中がいたのですが、あれって関係者だったのね。仕切りくらいやれってば。