朝顔

昨晩はベッドに潜り込んだ時間が早すぎて起きたのも3時半。
午前中は講義、午後も4時まで喫茶店で勉強。先月のムードがまだ続いてるようで、久しぶりに長時間やった気がする。

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id:bambi-60sさんが朝顔のことを話題にしていらっしゃることから、行き帰りの車内で私は源氏の朝顔の巻を読んでいました。
橋本治の『窯変源氏物語』。これを源氏物語としてしまっていいものかどうかは議論があるとして、一人称で語る源氏は斬新で刺激的。
置いてきた時間、ありえたはずのもう一つの時間を取り戻すために朝顔を求める源氏がエゴイストであるとしても、源氏にとってひたすらシンボルと化していく女性たちは、やはり花に喩えるのがもっとも美しいのかもしれません。でも、なんて残酷な話なんでしょうね。

幼少期の思い出を越えて再び源氏の意識に浮かび上がるのは、夏から秋へと移り変わるなかの朝顔

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私は花は蕾がもっとも美しいと思うのですが、少しづつ色褪せていくものの美しさもあるのかもしれません。
それにしても、終着駅が無いことを自覚した恋ってなんなのでしょうか?