返歌

>IA
大丈夫だよ。いまどんなに記憶をナイフで傷付けても、いつまでもそのままの部分はあるから。ゆっくり、マイペースで。
いつだって自分のことを好きだと言ってるあなたを見るのが僕は好きだよ。


いつかアルバムの1ページに自然に整理される日は来ると思います。大切な部分は色褪せないままで。不思議なくらい鮮やかなまま。
雨の匂い、風の音、鳥の囀り、セミの声。残された空蝉もそのまま。
一人でいるときは静かに、それに任せてみるのもいいよ。


そして、僕は探しています。あの感情の色褪せないものが僕のなかにまだ残っている限り、あの日の声を、またかけてあげる時間を。あなたにも、きっと見つかるよ。僕はあなたくらい優しいハートを持った人はいないと真剣に思ってる。