Surferosa / Shanghai My Heart (2004)

グループ名はPixiesから取ったらしいノルウェーのバンド。けど、音楽との関係性はほとんどナシ。シンディ・ローパーみたいにやたらインパクトのある女性がフロントです。で、彼女は、ヤーヤーヤーズのカレン・Ｏと比較されることに対して、「あれは退屈」とかおっしゃっています(゜Д゜)
にしても、マンドゥといい、北欧の環境はどうなってるんでしょうか。そもそもロックンロール・リヴァイバルって、世界規模で起きてることなんですかね。確かにいろんな国から、特に辺境からいいバンドが出てきてるとは思うけど。とにかくメンタリティが全然分からない。
音は基本的にかなりポップなパンクでしょうけど、使用過多ギリギリのシンセサイザーが耳に残ります。ジャケのイメージとは全然違いますね。ベタベタになったB-52'sのような"Chinese Moon"は笑えます。"Neon Commando"の変な日本語は最初そうとは聞こえませんでした。こっちは大爆笑。
Snoozerでは新入りのライターがニューウェイブだとか、ニュー・ロマだとか、あげくはヘヴィ・メタルだとか書いてますが、ボーカルが好きだって言うバンド名からだけで書いてますね。僕にはカーズの真似にしか思えない。いや、８０年代をごった煮したサウンドです。エレ・ポップからの影響は大きいとは思いますが、印象はとにかくキッチュ。なんなんだ、これは。
でも、ブロンディやシンディ・ローパーといった８０年代女性ボーカルに近い感じはしますね。アップテンポで踊れそうな曲が多いので、クラブでは使いやすいかな。必聴とは言いませんが、かなりいいポップ・ミュージックだとは思います。まとめれば、見た目はカジャ・グーグー。音はシンディ・ローパーにB-52's、シュガーキューブズ時代のビョーク、カーズ、ブロンディにアダム・アンツ。はちゃめちゃな超合成ポップバンド。でも、これ好きな人はかなりはまるんじゃないでしょうか。
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