■
読書もいいけれど、いちばん欲しいスペースは埋まりそうにない。
知性なんてほとんど信じていないようなフリをしているけど、実際はそうでもないんだろうな。
そういや、ハムレットはどこへ行った?
探しているものは本当はどこにもないのかもしれない。宝探しはもうお終いにして、錬金術でも研究しようかしら。
材料はいくらでもあるのかもしれない。エーテルがないだけで。でも、それは実体を持つ何かではないのだろう。
編集の技術とか、センスとか、そういったものだろうな。エレクトロニカとか聞いてると本当にそう思う。
詩人が持っているような感覚もそれに近いものなのだろう。あとは、ミューズに対する信仰心か?
最近、母親が切れ気味だ。勿論、責任の一端は私にあるのだし、でも、いまさら眠りにつく気はないよ。
私は誰かの訪れを待っていたりできないよ。
人は「何か」を埋めるように無意識の内に支配されている気がする。それはある種の調和への永久運動であり、表面的にはそう見えなくても、真剣さってそういうところにしか表れないのではないだろうか。
でも、眠っている気はないとか言いながら、実際に寝てばかりいるのは誰だ?