Blue Cheer / Vincebus Eruptum (1968)


ガレージ・ブルースって言うんですか、こういうの。重低音がブインブイン唸ってて凄いです。MC5もそうですが、最初の頃のガレージって、今のとは違う色気がありますね。
THEE MICHELLE GUN ELEPHANT『Chicken Zombies』のジャケは、このアルバムへのオマージュです。見ればすぐに分かるくらいの。ああ、大好きなんでしょうね。凄くよく分かります。「暴かれた世界」のPV(目隠ししたままバイクで暴走してる)なんて、このアルバム無しじゃあり得ないイメージにも思えてきます。
このアルバムがツェぺリンより古いことに注目。あの時代の空気なのかしら?
それにしても、隠喩的なグループ名は何を意味してるんでしょう。なんとなくスピード(「速さ」じゃないほうの)のことかと思ったけど、あれはVelvet Undergroundが言うにはホワイトライトだからな。
それにしても、過去に変な方向へと流れてなくてよかった。「知って」たら、今日あたりは泥沼だったよ。アイツのことを笑えない。