差益軽視

佐伯啓思なんて、久しぶりに聞いた名前だったので暇つぶしに検索かけてみたら、この人にボコボコに書かれてるじゃない(笑)
まあ、個人的にも佐伯さんって意味不明で、議論は論理的で正統派、一見文句のつけようがないんだけど、実は結論含めて意味不明。というか、なんも意味がない。
って、さっきの著者よりはマシですなんですけどね。でも、二人は古都にある同じ大学に同じ頃にいたようで(笑)


佐伯が言うように、自由とか民主主義が欺瞞なのは当たり前で、でも、それは概念自体が間違っているのではなく、その出自や成長過程に問題があるからなんです。だからこそ、そうした概念自体を新たに問い直すといった脱構築は必要なわけで、でも、そんなの言わなくても、マトモな人間なら当たり前のことじゃない。
ただ、佐伯や小林みたいに、大切なものとして、国家とか公とか言い出すのは、その気持ちは分かるけど、やっぱり自己中な証拠だと思う。「俺たちの言う通りにみんな動け!」って言ってるのと変わらない。まあ、学問の整然とした世界が好きな人はカオスに対する免疫も、関心もないんでしょうね。
だから、市場経済原理批判なんてするんだよね。市場はカオスそのもので、それをなんとか統括しようとする。「お前ら、こう動け!」って。でも、無理。アダム・スミスの言うように「レッセフェール」でいることが、結局は正しい。
ただ、、なんで市場批判が起こるのかを考えない人は、同じくらい最低だよ。市場に介入しないことと、市場を批判しないことは別次元のお話。
佐伯さんも、なんで市場原理主義がダメなのかを、別の視点から言わなきゃ。中高生が援交してるのは、やっぱり健全なことじゃないでしょう?あれは節操のない市場原理のせい。もう一度『資本論』を読んでみましょう。