Say Go!

なんだかんだ言われても、やっぱり松岡正剛って面白いんですよ。凄いんだろうけど、それ以上に面白い。
最近、文庫化された『遊学』も「見方」なんでしょうね。そのまんま読んでも、「えー何これ?」って感じで、何が何だか分からないんですけど、こういう解釈もあるのねーって感じで読めばいいわけです。
彼は編集工学研究所の所長なわけですが、「編集」に重点を置いて考えるやり方自体、ほぼ彼が作ったものだし、情報化社会において「知」の枠組みが変化してきている以上、彼のやり方はありなんじゃないでしょうか。
あらゆるものを「情報」として捉えなおし、それがどのように構成(すなわち編集)されているかを見ていく。これも一種の脱構築なんですね。