The Verve / Urban Hymns (1997)


昔もそう思ったんですが、このアルバムはやっぱり長すぎますね。
超名曲の「Bittersweet Symphony」から始まる流れが、中盤以降ゆったりとした曲が中心になるだけに、なんか冗長な気がするんだよなぁ。確かに、いい曲ばかりなんですけど、もう少し飽きさせない工夫が欲しかったんです。
奇跡の復活作なんて言われたにも関わらず、結局このアルバムを最後に解散してしまったけど、その後もリチャード・アシュクロフトは相変わらずの男前だし、ソロになってからの方が充実してるように思います。今じゃ、悲劇の天才バンドなんて、呼ばれてますけどね。
そういえば、ケミカル・ブラザーズの『Come With Us』のラスト曲「The Test」は彼がヴォーカルを取ってるわけですが、あれも凄い。彼が歌うだけで、周りの空気が変わります。ヴォーカリストとしては文句なしに天才でしょうね。