MATRIX REVOLUTIONS

早速見てきましたが、あまり多くを語る気ないです。語るのが無意味に思われて。

シリーズ1作目は「意識」がテーマになっていると思われる部分が多かったので、パクった元ネタである押井守の『攻殻機動隊』的な展開になるのを期待してたのです(まあ、あれもイマイチでしたが)。
なもので、前作で肩透かし食らった感じでショック、完結編に期待!だったのに・・・はぁ・・・


とりあえず言えること。

ウォシャウスキーは異常なほどのアニヲタ
アニメへのオマージュというか、パロディというか、そういうものが全編に満ち満ちています。:ネットで見ると、ドラゴンボールには皆さん気付かれてるようですけど、結末は間違いなく『少女革命ウテナ』のパクリです。それもレベルの低い真似っこ。:なぜレベルが低いのか。その理由は2つ。
  1. 『少女革命』においては、ウテナの存在が、アンシーを除く登場人物によって忘れさられていたこと。
  2. ウテナによって、アンシーが革命されたこと。
キリスト教の呪縛
意識論でこれは反則だろう。極端な話すれば「愛」とか。西欧的な意味での「愛」って言葉は日本語にはなかったんですよ。これはキリスト教から来てる言葉です。知らない日本人は要注意。
ミフネ船長
獅子奮迅の活躍に爆笑しました。ミフネって映画人にはウルトラメジャーな名前なんでしょうね。とりあえず、唯一といっていいくらいの好感キャラ。個人的にですが。


とにかく、なんなんですか、この映画は・・・
見ながら失笑した瞬間が数回じゃなかったですよ。
儲け主義の映画資本に乗っとられて、監督の意思が捻じ曲げられたことを祈ります。あなたはそんなにレベルが低い監督じゃないって信じていますよ、ウォシャウスキー兄弟。

ちなみに、私はアニヲタじゃないです(汗)。寺山修司が好きなので、幾原邦彦の演出を買ってマイナーながらウテナは見てました。押井守宮崎駿は基本ですが。