一層奮励努力せよ?

昨日は大学院の説明会があったのですが、学習に際しての予備校本使用を厳禁されました。教授の先生からすれば当然嫌な存在でしょうし、どこのロースクールでもそうらしいですが、実体は半数以上の学生が使用しているそうですし、読みやすい、視覚的にも見やすいのだから、仕方のない流れかもしれませんね。
先生方の言うことは、つまり予備校本でなく基本書を使え、ということですが、その趣旨の一つは、一人の優れた学者の書いたものにくらべると、予備校本は論点重視の受験対策本に過ぎないし、反対意見が出てくる過程などにも留意されていない、ということなのでしょう。
でも、読み方によっては予備校本でかなり体系的な理解をすることもできるし、単なる受験対策本で終わっているだけではないと思います。もちろん、内容が知識中心で、基本書と較べることはできませんが、読みやすさ、理解のしやすさなどを考えれば、ある程度、基本書の内容(特に形式面)にも反映されてほしいと思う。
予備校本=怠慢な学生のサボりというように見るのはどうなんでしょう。流れとしては、現行試験に関しては、基本書に手を出すよりは予備校本使用で合格する人のほうが現在は多いので、どうしても予備校本中心の状況になってしまうのは仕方がないと思います。
現に、会社法に関しては基本書を使っていますが、文章があまりに読みにくく、効率といった点では予備校本のほうが上なのは事実です。もちろん、効率≠しっかりとした理解なのは当然なので、先生方が仰ることが間違っているわけではないのですが。

ただ、ある程度できるようになったあとは、より難解で詳細な基本書に切り替えるのは悪いことじゃないとも思う。というわけで、私もそういう時期に来ているのかなとは思いました。要するに、安心するな、精励しろ、ということですか(;´Д`)