月夜の海に

昨日は、やっぱり凄く良い日でした。
法律は確かに柔らかいものよりは、ずっと固い印象。でも、昨日から、その一つ一つがまるで音符のように感じてきた。そして、私はそれを拾って歌にする。
歌を忘れたカナリヤ、それも私。忘れた歌を思い出して、月夜の海で歌う日まで。音符を一つ一つ、ゆっくり集めていく。これが武器だなんて、そんなことのために私は生きていけないよ。
けれど、私は海になっても構わないとも思う。歌えない誰かを浮かべて。そんなことを思うことも、また少し強さをくれる。

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Mにメールをした。
なにもかもずっと昔の話。けれど、そこでは時間が止まっていたかのように。
でも、それは嘘。
見えるものに止まれと命じるのは、誰だってできなかったことでしょう?
変わることは、悲しいことじゃない。誰かの目を想い浮かべるのと同じくらいに。
それは絵じゃない。
そう、いま見るものはもっと別のもの。最近、想うものもまた別のもの。
たぶん、切なさが欲しかったのでしょう。