BRUTUS

julien2005-03-01

"Coffee And Cigarettes"
今号の特集につられて買いました。素晴らしい特集。
私が喫茶店好きなのは、珈琲と煙草が好きだからです。薄暗い喫茶店で、地獄のような珈琲を飲みながら煙草を吸う。これだけで、私は世界が結構好きなんだなって感じられるわけで。
そういえば身の回りでも、禁煙運動だとか騒がれて煩いんですけど、吸う場所を決められるのは全く構わないです。嫌いな人に受動喫煙させたいなんて思わないですから。でも、言われる必要のないことまでぐちゃぐちゃ言われるのは不愉快で。
何より許しがたいのは、煙草のパッケージのデザインが徐々に変わっていること。表も裏も、「煙草は健康に害を与える」などと大きく表示されるようになっていきます。ハイライトの美しいデザインはもうお終いですし、今後はセブンスターも、私の大事なチェリーも、あの醜いものでデザインは台無しになってしまう。恋人の顔にいたずら書きされるようなものです。こんな横暴には耐えられない。
愛煙者が嫌煙者の権利を侵害しないようにされるのは筋が通っていますが、ここまでくると逆転して立派な権利侵害。国や、嫌煙者に、私たちにしか関係のないところまで踏み込まれたくないです。ご親切に、健康のことまで心配していただく気遣いは無用ですし、不健康なファーストフードや農薬まみれの野菜やら、不健康な飲酒をしている人とどこが変わってるというのでしょう。そんなのは承知の上で、嗜好してて何が悪いのかと。ああ、今日も煙が目に沁みる。