タイムリミット

そういえば、30日のセットリストはまだ何も組んでいない。時間的・精神的余裕が欠落しているんだ。
こんな夜は、マ・シェリまでも僕に冷たく当たる。赤いドレスに白い肌のまま、立ち上る煙はただ目に染みて、僕の唇には苦味だけを残して消える。なんて酷い夜だ。

ミシン台の上での偶然の出会いは、確かに僕をどこかに連れて行くが、拙い自動筆記は誰をも自由にしない。夢は、夜の中断の先にしか見えない。

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