アルバム

再来週の合宿の打ち合わせでサークルのミーティング。
そっちは順調です・・・が、自分はあまり。

みんな情緒面で色々と考える部分があって、羨ましかったりもします。
僕は正直に言って”影”が消えません。それを払拭するような人なんているのかしら。
さらに言えば、谷や野村を見て俺も頑張ろう、とか考えるようなフツーの人になりつつありますね。これってどうなんだろう。

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>To IA

母親が数年前の旅行写真をアルバムにまとめていました。
まめな性格なので、それだけがまだ整理されていなかったことが気がかりだったそうです。
それにしても、その写真に写る男の目の色はなんなんだろう。好きなものがあるのに笑えない人の顔を見るのは怖い。それがたとえ自分自身であったとしても。


風の音を覚えています。アルバカーキサンタフェも、ニューヨークもロスも別の音が吹いていて、その音だけは風化しない。
記録された音は、今の自分を写し出す鏡のようなもの。だから同じ音が、二人の人を出会わせる。その度に自分は時間を感じて言葉を探す。あの人に伝える言葉。それがたとえ自分自身であったとしても。


何かを忘れるわけじゃない。ただ言葉が必要になるのは、ずっと後だったりすることもあると思う。
音や景色が本当に分かるには、別の自分と出会うずっと先のことなのかもしれない。
悲しみも憎しみも、今はそのまま整理せずに放っておいてもいいよ。アルバムに整理するその日まで。それはあなたのため。