M・デュラス『破壊しに、と彼女は言う』

julien2004-07-22

これはもう一つの『ゴドーを待ちながら』。繰り返される沈黙。時の隙間が世界を支配する。
それにしてもデュラスの小説は、どのように書かれてるんだろうか。小説技法が駆使されすぎて、創造のプロセスがまるで見えない。
だれか素晴らしい映像センスを持った監督が映画化しないかしら。