The Wedding Present / Bizarro (1989)


暑いので、こんな日はもたれない高速カッティングされたギターが耳に心地よい。まるで津軽じょんがら節。吉田兄弟もびっくり。
80年代末期の、ニルヴァーナ登場前のロックンロールは、ニューウェイブの実験性がよりドライに展開されていて凄く良い。ピクシーズソニックユースが有名だけど、この切羽詰ったような感覚はなんなんだろう。グランジに確実に受け継がれたものだけど、でも、圧倒的に明るいんですよね。
ボーカルはモリッシーのような感じ。ギターポップとハードコアの隠し子か?その名も「結婚引き出物」。って、日本語に訳すとむちゃくちゃかっこ悪いですね(微妙に間違ってる気もする)。。でも、実はNMEが選ぶこの年の最優秀バンドだったりします。彼らこそ91年革命前夜の主人公。
スティーブ・アルビニがプロデュースした次作『Seamonsters』もいいけど、僕はやっぱりこれ。
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