コンステラチオン

言葉を綱から解き放つのは危ないことだ。どれほど頑丈な柵を設けたところで、翼をもった馬は星空に帰る他無いから。
「私たち」は伝統的な星座を知っているから、無数の星々のなかに、ある配列を見いだすことが可能だけれど、狂気に囚われた詩人の目には、まったく別の形が見えてくるものだろう。
言葉の配列には強引なものがよくあるものだが、そこに美しい法則性が見られれば、人々に受け入れられるものになる。
ギリシア人たちが眺めた配列は、生を受けていまでも生き続けている。それは恣意的なものだったが、法則のように美しい。