装苑 4月号

装苑は毎号チェックして欲しい場合だけ買ってます。
今号はロンドン特集。ヴィヴィアン・ウエストウッドとポ−ル・スミスにスポットを当てていて、まあ、ヴィヴィアンの服は買えない(着れない)けど、その歴史を俯瞰できて便利。勿論パンクも紹介されてますが、過去を発掘してオリジナルなものに変えていく技量は大したもんだと思う。異質なものの組み合わせというスタイルも、例えばジャン・ポール・ゴルチエとかジョン・ガリアーノなんかにも確実に受け継がれてると思う。私事ですが、バッグもサングラスも服もゴルチエな私は、そういう意味でヴィヴィアンに感謝してます。まあ、高いからそんなに買えないけど。
あと、パリ・コレなんていう特権階級が支配する世界に、こうしたイギリス人特有の感覚で殴りこむのも大きい。先日のパリ・コレでは、ギャルソンとかイッセイ・ミヤケ、UNDERCOVERあたりの日本人勢が大活躍したそうですが、色んな国のものをうまく取り込めるシステムは、ちゃんと評価するべきなんじゃないかな。

とりあえず、創造には歴史を踏まえることが大事だって常に言ってるヴィヴィアンを見習ってほしいです。だって、創造に関する限り、過去を省みることは保守ではなく前衛に繋がる可能性があるってことですから。
ロンドン特集でヴィヴィアン持ってきたのは大正解ですね。
あ、ポール・スミスについて書くの忘れました(笑)