丘の上の愚者

どうも、私の浪漫主義解釈は浅はかだったよう。
彼らの主張した個人主義が、天才主義だったことは注目していいかもね。衆愚政治が分かりやすくなるわ。
民主制は個人の一人一人の意思が反映されるということでしょうけれど、徒に個人が氾濫したらどうなるか?

ベンヤミンの主張は間違っていなかった。
オスカー・ワイルドユイスマンスのように退廃さえもがきらびやかな文化だった時代はもはや色褪せ、今では文化そのものが退廃し、そして枯葉色の退廃は文化にはなりえない。


もっとも、私も一人の衆愚ですけど。