julien2003-10-22

・新日の危機は続く
いままでのツケと言ってしまえばそうなんでしょうけど、かなり大変なことになってるようです。
いちばん大きなことは、蝶野の負傷による欠場でしょう。
責任者としてもレスラーとしても、ここ数年の新日を引っ張ってきたのは彼です。実力的には、とうに全盛期を過ぎているとはいえ、あの存在感。小橋、高山に屈辱的に負けてから、どうも彼のなかで何かが変化したんじゃないかと思わせるものがありましたが、カリスマとしての彼がいるといないとじゃまるで違います。
それにしても、三銃士の橋本、武藤が飛び出し、一人で絶好調だったように思われた蝶野ですが、ここにきてツキがなくなってきたようです。


その蝶野に代わる監督代行は永田ですか。蝶野はマッチメークだけやればいいとか彼は言ってますが、そういう問題じゃないんです。
マンネリズムの極地である中西とのコンビで棚橋・吉江組(一応IWGPタッグベルト所持者)に負けてて言える台詞じゃない。ファンはあなたの価値を知っています。
「新体制を作る」って、またまた何を言ってるんでしょうね。猪木はこう言ってます。
「最近の新日はどうしようもない」
「このままだと、いまの体制を総辞職させる」
最近の新日に永田がバリバリ入る以上、あなたの言ってることは酔っ払いのたわ言と同じです。
あれだけのセンスがあるんだから、もう少しくらいは賢くなってほしいのですが。

そのパートナーである中西はすっかり影が薄くなってしまいました。マオリ族最強(であるらしい)TOAにまたしても屈辱のKO負け。それにしても高山先生の分析「TOAは少ない脳みそに"ナカニシはたいしたことない"とインプットした」には笑いました。


で、反面、絶好調なのがその高山。TOAと組んでやりたい放題。パートナーのTOAに対しても「アホ」呼ばわりするくらいですから(実際にアホですが)、新日に対する嫌がらせなんでしょうね。
彼としては、新日をいったん混沌状態にすることで、そこからの再生を考えているんだと思いますが。

その高山から"至宝"IWGPを奪還しなければならないのが天山ですが、負傷とか。

いやはや、大変ですね。


最後にファンとしての一言。
土曜深夜まで起きてて、あなた方の試合を見る気がおきません。それが現実。


・全日三冠戦
テレビ放送もないし、試合を見る機会の少ない全日ですが、次の三冠戦は少しだけ楽しみです。
現王者は川田利明。いわずもがなのトップレスラーですが、武藤以外にいいレスラーがいないなか、次の相手はあのドン・フライ
蝶野とTEAM2000でやってたころから、プロレスの出来るバーリトゥーダーとして、個人的にも評価はしていましたが、やはり、こういうパフォーマンスを出来るところがよいのです。
しかし、彼が勝ったらネーミング変更で三冠から「ドン・フライ冠」ですか?略すと「ドン冠」ってなによ・・(笑)
まあ、川田が負けるわけないとは思いますけれど。


悲しい男
哀れです。
ぶっちゃけこの人の逮捕から、K-1がどんどん酷くなったことを考えれば、K-1界にはやはり必要な人なのかなとは思いますよ。