近い声

明日のバイトに備えて早めに寝てたら、突然の電話のベル。
思えば1年以上になるのかな。僕はこの声を失わなくて済んだってことが素直に嬉しかった。
未来の風景が見える気がする。きっと彼女が僕の隣にいることはないけれど、前と同じように友達として傍にいる。もう、それだけで充分。
さよならは要らなくなったよ。