ふーん

久しぶりに格闘技関係でも書きます。話題は昨日のＫ−１。

日本人としては佐竹以来の決勝進出を果たした武蔵。
その割には、賞賛もされなければ大した話題にもなっていません。

彼が勝ったのは、レイ・セフォーとピーター・アーツ。
今回のメンツの中では珍しい常連と言っていいファイターだし、経験もテクニックも兼ねる二人に初めて勝った割には、会場が盛り上がってるわけでもありませんでした。
要するに、試合が今ひとつなんです。はっきり言えば、本当にガチンコなの？と。

うん、確かに武蔵は成長したと思いますよ。
相手の攻撃をかわす動体視力に反射神経、打撃に対する耐久力、相手に向かっていく闘志。どれをとっても、今までとは違っていました。
でも・・・まだまだなんです。決勝で、世界の頂点を競い合うには、まだ足りない。

何より、調子悪いとは言ってもセフォーは攻めなすぎるし、優勝候補と言われたイグナショフ相手に、完璧な試合を演じたアーツが、いくら体力に問題があるとしても、あの半端さはありえない。

最近のＫ−１が何か変なことには、昔から見てる人には分かると思いますけど、どうも金の匂いがします。杞憂ならいいんですけどね。

優勝したボンヤスキーは素晴らしかった。彼は、これから中心に立てる人間だと思います。
緒戦で棚ボタ出場した馬鹿ボタを撃破したアビディも、成長が見られて楽しいので、世代交代は着実に進みつつありますね。

とか書きながら、一番よかった試合と聞かれれば、イグナショフとアーツのファイトなんですけどね。
アーツは引退の時期を逃したな・・とか思っていたので、久しぶりに素晴らしい試合が見れて、予想外でした。
総合格闘に転向するとか言ってますけど、どうなんでしょう。

一方、相手のイグナショフですが、彼はまだまだ成長する気がします。
葉っぱ相手の練習じゃなくて、ちゃんとしたコーチについてもいいんじゃないでしょうか。

あ、夜に久々に新日見ました。見なきゃよかった。あれは単なる粗大ゴミ。奇者のたび。