徒然なるままに

PCを買い換えて以来、手持ちのCDを音楽ファイルに変える作業に没頭しています。
そのせいか、時間があれば音楽を聞いてばかりいて、PC使ってる割には日記を書いていないし、家で本を読むのもサボっていたりして、なんなんだろう、少し生活のリズムが変わってきています。
でも、そのおかげで少し自分を振り返ったり、考え込んだりできて、こういうのもいいのかな、とか思っています。

例えば、
いままで聞いていた音楽を振り返ることができるし、改めてちゃんと聞きなおすと、色々と得るものが多いのです。
CDが1000枚以上あるので、音楽同士の繋がりが見えてなかったりと、ある程度は整理しながら聞いていないと、ただ片耳から片耳へ流れ、好きな曲を聴いて単に気持ちがよかったりというだけで、それだけじゃ勿体ない気がしてきました。


例えば、
街で人並みを眺めていると、これだけ多くの人がいて、そしてその数だけその人の世界があって、でも、それが私には少しも見えないということが、とても不思議なことのように感じてしまいます。
そんなことは至極当たり前のことですし、改めて驚く必要は少しもないことくらい知っています。
でも、世界は私たちが知っているより、ずっとずっと広く深く神秘的なものだってことを、もっと強く感じたっていいと思うのです。
古の人のように、私たちは世界が平らだとは考えていないし、時間が円環になってぐるぐる巡っているとは信じていません。
世界が果てしなく続く時間のなかで突き進み、また、常に拡大する宇宙のなかの小さな星で、日々過ごしていることを知りすぎています。

でも、その割には、夢を見ることができなくなっていませんか?
私自身に言ってることだから、他の人は知りません。でも、誰かを愛そうとする時に今でも感じるあの感情が、他の場所では、全然動いていない気がするんです。
いつも、どこかが麻痺してるような気が、後ろめたさとも感傷とも無関係に、いつも傍にある気がします。

理性的なだけでいることも、感情的なだけでいることもできないから、私は(或いは、他の人も)そんな風になってしまうのでしょうか。

別に難しく考えてるわけじゃないんです。
もっと自然に考えたり、感じたりしたいだけなんです。
もう少しだけ優しくなりたいんです。誰かに対してとか、そういうものから離れてたった一人でいる時でさえも。